言葉の引き出し
昨日大学生ぶりに山手線ゲームをしたが、あれはいつになってもどうも苦手だ。
なかなか頭の回転が追いつかず、いつも自分の番になって言葉を詰まらせ失敗する。
しかもそれで飲まされるから、頭はもっと回らなくなる。
自分の頭の中に言葉はあるのに、なかなか言語化できない。
引き出しにはあるはずなのに、出すことができない。
言葉にすることが苦手だからこそ、しっかり毎日言葉を書き続けたいと思った。
自分の想いと向き合って言語化する訓練をもっとつける。
想いを言語化して、きちんと整理された引き出しにしまう。
いざという時にスピーディーに引き出しから出せるように。
2年近く空けてしまったが、その間に40人近いチームの上司になるという経験や、新入社員を育てるという経験をさせてもらった。
たくさんの学びがあった。
こちらも丁寧に言語化していけたらと思う。
毎日少しずつ、自分のペースで書いていきます。
これからもよろしくお願いします。
『君の膵臓を食べたい』で刺さった言葉たち
「死ぬことを宣告された女の子が、死と向き合いながら戦っていく物語」
くらいの事前知識で映画を観に行きましたが、想像以上でした。
ナメてました。本当にすみません。
ことごとく泣かされました。
周りに人がいなかったらもっと泣いてたかも。
ネタバレにならないようにさらっと書きます。
「私が本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖い、って言ったらどうする?」
私たちは生きていると、1日1日の価値を考えずに過ごしてしまいます。
もうすぐ死ぬとわかっている人が過ごす1日はとても重い。
生きたくても生きられない人がたくさんいるのに、自分はこれでいいのか。
人前では常に笑顔で明るい桜良が、このセリフを言うことで、とにかく刺さります。
「私も君も、1日の価値は同じだよ。」
でも本当は桜良の言う通り。
いつ死ぬかわからない世の中に生きる私たちにとっては、病気で死ぬとわかっている人も、健康的な人も、誰にとっても1日の価値は同じはずです。
なんて当たり前のことを当たり前のように言うんだ、と思うかもしれませんが、本当に1日1日を大切に噛み締めて生きられているか?と言われると素直にハイと言えませんよね。
もう何も言い返せませんでした。
「私たちは皆、自分で選んでここに来たの。偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今まで選んできた選択と、私が今までしてきた選択が私たちを出会わせたの。私たちは自分の意思で出会ったんだよ。」
たまたまの選択も全て「意思」と言っているところが刺さります。
この映画をたまたま観ようと思って、偶然時間が合って、と思っていましたが、これも「意思」なのかな。
ただ間違いなく、自分にとって本当に必要なタイミングで、この映画に出会ったのだと感じさせてくれました。
総括すると、とにかく台詞が良かった。
桜良役の浜辺美波さんもすごかった。演技も声も。サントラも素敵。
上のセリフが勝手に浜辺美波さんの声で脳内で再生されるくらいには抜け出せなくなっています。
今度はしっかり原作を読んで、キャストの皆さんの声とサントラで、深いところまで楽しみたいと思います。
「トイレ」から考える先人たちの恐るべき抽象化シリーズ
3回目の更新にして、トイレの話と、
なかなか酷いブログになってしまいました。
ノリントン提督です。
トイレと言っても下品な話ではないので、それだけは事前にお約束しておきます。
さて、物事の本質を捉える訓練と言えば「なぜ?」を繰り返すのが有名ですが、僕が大好きなものに「抽象」があります。
抽象とは、特定の対象からある要素や性質だけを抽出することを言います。
アメリカの鉄道が衰退してしまった理由は、自社のことを「鉄道産業」と狭く定義してしまい、「輸送産業」と定義しなかったためである、という有名なマーケティングの事例があります。
鉄道ビジネス→輸送ビジネス
これが、抽象化ですね。
自社をより本質的な「輸送ビジネス」と定義できれば、航空やタクシーなど、他の輸送のニーズに応えることができたはずだということです。
マーケティングの本で最初にこれを読んだ時、なるほどなぁと思わされたものでした。
抽象化のトレーニングを積めば、このように問題の要点を抜き出したり、解決策を別の視点で置き換えて解決することができるようになる(らしい)
ということで普段から意識するようにしていました。
そんな中、僕の初心者抽象化トレーニング脳に引っかかったのが、
トイレです。
トイレって、めちゃくちゃいろんな呼び方がありますよね。
ざっと調べただけでも、日本語で50種類以上。
「お手洗い」「化粧室」「便所」「雪隠」「手水場」「厠」「桶屋」「交屋」「糞屋」「変屋」「閑所」「閑考場」「隠所」「装物所」「鬢所」「雪陣」「雪陳」「青椿」「怱雪隠」「思按所」「分別所」「洗所」「大便所」「小便所」「後架」「更衣室」「起居」「用達所」「用立所」「御用所」「ふろ」「ふろや」「フール」「せんだぶく」「いきがめ」「川便所」「はばかり」「不浄」「山」「お山」「渡辺」「おばさん」「はばから」「つめ」「遠方」「杉屋」「東司」「おとう」「西浄」「東浄」「登司」「毛司」「洒浄」「高野山」「持浄」「流廁」「廁院」「軒」「背屋」「かど」
など。
英語でも、
toilet/ladies' room/men's room/gentlemen's room/bathroom/ restroom/washroom/lavatory/W.C./the John
など。
めちゃくちゃ多くの言い方があります。
トイレは汚らしいものであったため、直接言うことを避けたことがこの大量の呼び名発生に繋がっているようですね。
もうお気づきかもしれませんが、この「トイレをどう表現するか」こそ、先人たちの抽象化の賜物だと思うのです。
上の表現を分類して整理してみたいと思います。
①用を足すことをそのまま抽象しちゃったタイプ
「大便所」「小便所」「糞屋」など
②用を足すのをちょっと工夫して抽象したタイプ
「不浄」「交屋」「便所」「御用所」など
③用を足したものをどう処置するかを抽象したタイプ
「川便所」「厠(川屋)」「流廁」「lavatory」「W.C.」など
④風呂が一緒にあることを利用して抽象化したタイプ
「ふろ」「ふろや」「washroom」「bathroom」など
⑤風呂からさらに発展して着替えることを利用して抽象化したタイプ
「toilet」「装物所」「更衣室」など
⑥空間としてごまかして抽象化したタイプ
「ladies' room」「men's room」「隠所」
⑦トイレで一休みすることを抽象化したタイプ
「restroom」「閑所」「閑考場」 など
⑧身だしなみを整えることを抽象化したタイプ
「化粧室」「鬢所」など
⑨手を洗うことを抽象化したタイプ
「お手洗い」「手水場」など
なんて抽象化テクニックが満載なこと!
トイレだけでこんなに抽象化する要素があるとは驚きですね。
この中で個人的に好きなのは、最後の「お手洗い」です。
トイレに行くことを表現してください!と言われて、果たして「手を洗う行為」を抽象化するでしょうか?
外で手を洗うという行為が発生するのは確かに、トイレくらいしかないですし、それでいて上品で繊細な表現で、本当にお見事だなぁと思います。
身の回りの抽象化事例、みなさんも探してみてくださいね。
社会人の休日が充実していると感じない本当の理由と落とし穴
photo credit: Markus Trienke east icelandic idyll via photopin (license)
どうも、ノリントン提督です。
休日にやることがたまりすぎていて、消化すると終わってしまう。
思い切ってお出かけすると、余計疲れてしまう。
だからと言ってどこにも出かけないとつまらない。
たくさん寝たはずがすごく眠い。
社会人の休日の過ごし方、結構難しくないですか?笑
未だにこれだ!という過ごし方が発見できずにいて僕も悔しいです。
ただごく稀に、「今日は良い過ごし方ができた!」と感じる日があり、そう感じるのはなぜなのかずっと考えていました。
今日はそのことについて書こうと思います。
僕なりの最近のこの発見とは、
緊張と緩和
これです。
超画期的だと思ってます。
もっと先に気づいていれば!と今でも思ってます。
ふざけてませんよ。
人間は、緊張状態から解放されるととてもスッキリ充実感を感じますよね。
これ、休日の過ごし方にも言えると思うんです。
「緊張と緩和」を休日にセットで使いこなしているかどうか、というのがとても重要なポイントです。
例えば、家でだらだらと1日を終えたとしましょう。
のんびりYouTubeとか観て、のんびりご飯食べてと。
でもいまいち充実したと感じないのは、
緩和しかしてないからです。
いくら休日にお気に入りのカフェに行っても、とりあえず映画とか、カラオケに行っても充実しなくなるのは、それぞれのアクティビティがすでに緩和になってしまっているからです。
最初はとても楽しかったし、充実感を感じていたかもしれません。
それはまだ初めての緊張感が少なからずあったから。
しかし、それが何度か繰り返し慣れてくると緩和になってきます。
僕たちは放っておくと緩和ばっかりしてしまいます。
緩和が大好きなのです。
だって誰だってのんびりゆっくりしたいと思うじゃないですか。
これが落とし穴でした。
つまり、充実感を再び味あわせるためには、
休日に「緊張する経験を取り入れる」ことが重要なのです。
そこで最近ノリントン提督がやっていることは、
今まで経験したことのないことに挑戦する(休日1チャレンジ)
チャレンジと言っても、そんなカタいものではなくて、本当に何でもいいんです。
- 入ったことのない飲食店に行く
- 行ったことのない場所に行く
- 通ったことのない道を通る
- 遊んだことのない遊びをする
- 買ったことのないものを買う
- 会ったことのない人と会う
やったことのないことは少なからず緊張感があります。
緊張度合いの高いものほど、開放から充実したと感じることが多いです。
最初はそこまで緊張するものでなくても良いかもしれません。疲労度に応じて使い分ければ良いと思っています。余計に疲れてしまいますからね。
余談ですが、好きな人とのデートがものすごく充実したなと感じるのは、この「緊張と緩和」効果があるからかもしれませんね。
ぜひ、緊張と緩和、意識してみてください。
初めまして。始めます。
初めまして。ノリントン提督です。
ずっとこういうのを書きたい欲はありまして。
まとまった休日が取れて、たくさん考える時間が取れたので気ままに書いて行こうと思っています。
世の中の気になること感じたこと、もっとこうなったらいいんじゃないかなぁという気づきだったり、仕事観、恋愛観、本の紹介や、面白いアトラクションの紹介、オススメデートプラン、何でもかんでも書いていこうかと思っています。
読者ターゲットは、自分と同年代の20代。
まずはこの世代が日々思い感じることを言語化し、共感してもらうことを目指します。もちろん他の世代の人にも読んでもらいたいですが。
なぜ、この世代に読んで欲しいか。
僕はよく飲みに行ったりご飯に行ったりして、たくさん同年代と話をする機会があるのですが、何と言ってもみなさん「悲観的すぎる!」
そして、「危機感がない!」
ようやく働き始めた人ばかりですが、すでに辛いとか、モチベーションが上がらないとか、あんだけ希望を持って社会人になったにも関わらずそれですか!!と言いたい!
僕も偉そうに言える立場では全くありませんが、もっと日常的に考え方を変えることで、ポジティブに生きられればいいなと思っています。ネガティブでいたってあんまりいいことないと思います。ネガティブが多い!不景気育ちだから?(自分もですが)
少なくとも今20歳の人たちは、「働く」という側面だけとってもあと40年はあるわけです。ずっと愚痴を言いながら40年を過ごすか、ポジティブに40年を過ごすか、違いは明確でしょう。
そして、危機感。
技術革新のスピードをなめている人が多すぎます。
オックスフォード大学で、ロボットや人工知能の進化によって、今ある人間の仕事の半分が10〜20年以内になくなるという論文が出されて話題になりました。
ここに載っているのは、あくまでも「なくなる可能性の高い職業」らしいですが、僕らが仕事をしていかなければならないのは40年。もっと多くの仕事が無くなっているはずです。
少なくとも、上のリストからもわかる通り、単純労働は即無くなります。
機械なら一度プログラムすれば、24時間365日休むことなく正確に仕事ができます。人件費もかからない。福利厚生、労務、、何にも要りません。
経営者だったら活用しない他はありません。
人を雇う方がめんどくさい、と言われる世の中になるはずです。
多くの人間が一気に仕事ができなくなったら世界がどうなるか。
正直、わかりません。
でも生きていかなきゃいけないわけです。
できることなら今から対策を打っていかなければいけない。
価値を創る
僕なりの答えがこれです。価値創出。
これからの時代は自ら価値創出ができないと生き残れない時代だと僕は思っています。
ブログも書くということも情報の価値を創るということだと思ってます。
この辺の話はおいおいじっくり書けたら書きたいと思っています。
なので、ゴミを作ってもしょうがない。
やるならしっかりやる。です。
読んでもらって、なんかしらの気づきだったり、その後の行動に影響を与えられるような情報発信・編集を目指します。
特に、世の中の見方だったり切り口は、しっかり検討した上で書きます。
のらりくらりになるかもしれませんが、お付き合いください。
価値創出の訓練、開始です。